2022年11月25日
東京電力パワーグリッド株式会社

 当社は、事業領域拡大の新たな取り組みとして、2019年より自社アセット※1を活かした「変電所敷地有効活用などによる不動産プロジェクト」を開始しております。この度、JR高円寺駅近くの当社地下変電所上部を活用した新築賃貸住宅「KOENJI Crossover」※2(以下、本物件)が、本日完成しましたので、お知らせいたします。

 本物件は、ご入居者さまや地域の皆さまに対して、「環境への配慮」や「防災への取り組み」を軸に、「くらしサポート」「地域活性化」を加えた4つの価値を提供いたします。各提供価値の具体例は以下のとおりです。

1.環境への配慮
 高い断熱性の実現や高効率な空調などの設備導入により「ZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション・オリエンテッド)」※3を取得しました。このほか、太陽光発電の有効活用として、共用部や蓄電池への電力供給を行う創エネ・蓄エネの仕組みを取り入れています。
2.防災への取り組み
 太陽光発電・蓄電池・EVの活用により、停電時でも共用部の最低限の電気をまかなうほか、入居者1世帯ごとの防災備蓄品を確保しています。さらに、地域の皆さまも参加できる防災イベントの実施など、非常時には助け合える仲間づくりをお手伝いします。
3.くらしサポート
 電気機器の使用傾向を見える化するツールや入居後すぐに使えるインターネットなど、くらしを支えるサービスを数多く設けています。さらに、より身軽な生活を実現するサービスとして、家具家電レンタル、EVカーシェアなどのオプションもご用意しています。
4.地域活性化
 低層にカフェやコワーキングスペースなどを併設しており、開放的なピロティ広場では、定期的なイベントを開催予定です。ご入居者さまや地域の皆さまが出会い、つながる場を目指します。

 当社は引き続き、変電所敷地有効活用などを念頭に、立地特性に合わせた当社ならではのサービス提供と地域の暮らしをサポートする取り組みを進めてまいります。

  • ※1  地下変電所施設など自社が保有する資産
  • ※2  「KOENJI Crossover」公式ホームページ https://koenji-crossover.jp/
  • ※3  再生可能エネルギー等を除き、共用部を含む当該住棟全体で基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量を削減したマンション

<別 紙>

<参 考>関連プレスリリース
・「自社アセットを活用した不動産プロジェクトの開始」
 https://www.tepco.co.jp/pg/company/press-information/press/2019/1512930_8614.html
・「当社保有建物のリノベーション賃貸住宅「CROSSCEED OSAKI」の完成について」
 https://www.tepco.co.jp/pg/company/press-information/press/2021/1619575_8616.html

以 上