2018年8月30日
東京電力パワーグリッド株式会社

 当社は、茨城県ほぼ全域および栃木県・群馬県の一部における電源接続案件募集プロセス対象エリア※1(以下、「対象エリア」)において、より多くの事業者さまに当社電力系統へ連系していただくとともに、効率的な設備形成を目的として、本年8月30日に電力広域的運営推進機関(以下、「広域機関」)へ電源接続案件募集プロセス※2(以下、「募集プロセス」)の開始申込みをいたしましたのでお知らせいたします。

 対象エリアは、火力、バイオマス、太陽光発電事業者のほか、多数の電源接続の契約申込みを頂いているエリアであり、電源の連系拡大に伴い、本年8月29日をもって、対象エリアの当社電力系統の連系空容量がなくなりました。他方で対象エリアでは、今後も発電事業者さまなどから継続的に数多くの連系希望が寄せられることが考えられます。そのため、ご家庭用等に設置される低圧での系統連系を除き各事業者さまが系統連系するためには、送電鉄塔の新設などの大規模な送電容量対策工事が必要となり、工事費負担金が高額かつ長工期となることが想定されます。
 このような状況から、対象エリアでは、多くの事業者が連系する度に、都度、設備の増強を実施することは、効率的な設備形成を阻害することになる恐れもあることから、募集プロセスを活用した効率的な設備形成を推進する必要があると考えております。

 当社は、安定的に電気をお届けする事業者としての責任を持続的に果たすとともに、引き続き、再生可能エネルギー導入拡大や将来にわたり効率的な設備形成を推進、実現していくため、この度、広域機関に募集プロセス開始の申込みをいたしました。

 今後、広域機関において、本申込みによる募集プロセスを開始することの合理性が認められた場合には、募集プロセスが開始されることになり、当該募集プロセス開始について、広域機関から公表されます。

以 上

  • ※1  

    茨城県ほぼ全域および栃木県・群馬県の一部における電源接続案件募集プロセス対象エリア
    別紙1募集プロセスエリア概要図参照 注)今後の詳細な検討状況等により変更となる可能性があります。

  • ※2  

    電源接続案件募集プロセス
     電力広域的運営推進機関の業務規程及び送配電等業務指針に規定された、近隣の電源接続案件(系統連系を希望する発電事業者さま)の可能性を募り、複数の事業者さまから工事費負担金を共同負担して系統増強を行う手続。

詳細については、電力広域的運営推進機関のホームページをご確認ください。
https://www.occto.or.jp/access/process/index.html

別紙1

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