2018年1月24日
東京電力パワーグリッド株式会社

 当社は、当社サービスエリアにおける常時の周波数制御・需給バランス調整および10年に1回程度の厳気象発生時の稀頻度な需給ひっ迫対応を実施するための電源等の確保を目的として、電力広域的運営推進機関がとりまとめた「2018年度(平成30年度)向け調整力の公募にかかる必要量等の考え方について」等に基づき、2018年度の調整力電源を募集しておりました。(2017年10月2日お知らせ済み

 先行して募集しておりました電源I周波数調整力および電源I需給バランス調整力の募集結果につきましては、既にお知らせしておりますが(2017年12月1日お知らせ済み)、2017年11月20日~12月19日の期間において募集を実施しておりました、電源I’厳気象対応調整力につきましても、本日、競争入札へ応札いただいた電源等に対して、募集要綱に則った評価等の手続きが完了し、落札者が決定いたしました。
 その結果について、「一般送配電事業者が行う調整力の公募調達に係る考え方」※1(2016年10月17日経済産業省)および第23回制度設計専門会合(2017年10月26日)における議論内容※2に基づき、以下のとおりお知らせいたします。
 今後、当社は、落札された事業者さまと、契約締結に向けた協議を進めてまいります。

募集結果の概要

 なお、公募による調達を実施している「電源II周波数調整力」「電源II需給バランス調整力」「電源II’低速需給バランス調整力」については、募集規模は設定せず、多くの電源を確保することで、安価な電源活用の可能性が高まり、かつ安定供給等に資すると考えられることから、今後も募集を継続しております。

 当社は、周波数制御・需給バランス調整等に用いる調整力電源を遅滞なく調達し、引き続き、当社サービスエリア全体の電気の安定供給に努めてまいります。

以 上

※1 「5.公募調達の実施に伴う情報の公表」では、公募調達の結果について、「一般送配電事業者は、電源I及び電源IIとして契約をした発電事業者等が競争上不利益を被らないように配慮しつつ、以下の情報を適切な時期に公表することが望ましい」としており、具体的には、「電源Iの公募調達の結果として、最高落札額及び平均落札額(容量(kW)価格)」の公表が望ましいとある。また、「競争上不利になることを避けるための配慮」としては、「落札した電源等の保有者、名称、容量、燃料種等については、非公表とすることが考えられる」とある。

※2 電源I’厳気象対応調整力における落札評価方法について、kW価格にkWh価格を加えた総合評価への見直しを実施。

※3 落札入札価格合計金額を落札合計kWで除した加重平均値