創業寛政6年、200年以上の歴史を誇る『鶴之江酒造』さんは、母と娘の林ゆりさんが杜氏も務める、伝統的製法を守り続ける酒蔵です。日本酒は“お米の液体”と表現するゆりさんは、お米の旨みが福島のお酒の美味しさにつながっていると話してくれました。

代表的な銘柄「会津中将」は、お米の旨みが感じられ、程よい香りで後味は軽快、福島らしい芳醇な味わいが特徴です。それに対して会津産の酒米「五百万石」を使用した、ゆりさんが造り上げた「ゆり」はすっきり爽やかな飲み口。福島県オリジナルの酵母「うつくしま夢酵母」を使い、オール福島にこだわったそうです。ゆりさんの名前が付いた「ゆり」は、飲み口が柔らかくて日本酒ビギナーの方や外国の方にも大好評なんだそう。

純米大吟醸 ゆり
ケイティ「2017年にトランプ米国大統領が来日したときの晩餐会で、ふるまわれたそうなんですよ。優しい口当たりですっきりした辛口ですね。トランプ大統領が、美味しいと喜んで飲んでいる姿が目に浮かびます(笑)」