目的

新潟県を含む日本海沿岸域での風力発電事業においては、高構造物となる風車への冬季雷対策が課題の一つになると考えられます。日本海沿岸での再生可能エネルギーの確保に貢献していくため、柏崎刈羽原子力発電所での冬季雷観測を基に、冬季雷による洋上風力発電事業への影響を軽減する技術の開発に取り組んでいます。

概要と成果

本研究では、2020年度から約5年間をかけて柏崎刈羽原子力発電所構内にて冬季雷の頻度・電荷量・様相などの観測を行い、冬季雷による風力発電事業への影響評価を行います。また、必要に応じて、適切な耐雷性能を有する風力発電設備の開発なども進めてまいります。
本取り組みは、柏崎刈羽原子力発電所の安全性を継続的に評価する観点でも意義があると考えており、長期間の観測を通じて、発電所の更なる安全性、信頼性の向上に努めてまいります。

担当部署

経営技術戦略研究所 技術開発部 次世代電力インフラエリア