2024年2月22日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
・2月22日午前3時37分、増設雑固体廃棄物焼却建屋の廃棄物貯留ピットの火災報知器が作動し、監視カメラで現場付近を確認したところ、現場火元なしを確認。その後、水蒸気により現場確認ができなくなったことから、以下の通り、双葉消防本部へ連絡を実施。
  ・発見者         :当社社員
  ・プラント設備への影響  :確認中
  ・双葉消防本部への連絡時刻:午前5時58分(119番通報)
 火災報知器の作動により、増設雑固体廃棄物焼却建屋の廃棄物貯留ピットに係わる防火シャッターが閉まっていることから、廃棄物貯留ピット周辺のシャッターを開放し、廃棄物貯留ピット内の状況の確認を進めている。
 午後0時3分に安全を確保したうえで増設雑固体廃棄物焼却建屋3階の防火シャッターを開け、当社社員により廃棄物貯留ピットの状況を確認。目視確認の結果では、水蒸気の量は多かったものの、廃棄物貯留ピット内に炎は確認されず、廃棄物貯留ピット近傍の温度についても約30℃程度であったことを確認。なお公設消防も午後1時34分に同様の状況を確認。
 現場の詳細を確認するためには、廃棄物貯留ピット内の水蒸気を排気し、視認性を高める必要があることから、今後、火災報知器の作動により停止していた排気設備を復旧する予定。
 廃棄物貯留ピット内の水蒸気の排気を確認できた後、改めて現場確認を行う予定。
 また、周辺モニタリングポスト等への影響は確認されてない。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【構内および海域モニタリング結果の状況】
・地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路、海水(港湾内、港湾外、1~4号機取水口内)、魚介類、海藻類等の分析結果は、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
・なお、トリチウムを中心とした拡散状況や海洋生物の状況を今後継続して確認するため、2022年4月から海水(港湾外)、魚類、海藻類のモニタリングを強化している(2022年4月20日から試料採取を開始)。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。

【1~6号機の状況】
 ※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2023年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2022年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。