2020年12月25日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
・12月24日午前8時9分頃、プロセス主建屋にて漏えい警報を確認したことから、現場確認を行ったところ、午前9時8分にプロセス主建屋1階西側通路に水溜まりがあることを当社社員が確認。
 状況は以下のとおり。
  ・漏えい箇所    確認中
  ・漏えい範囲    2m×10mの範囲に水溜りが点在
  ・漏えい継続の有無 確認中(付近の配管等からの漏えい無し)
  ・外部への影響   なし
 なお、念のため、午前8時39分に第三セシウム吸着装置(SARRYII)を停止。
 また、プロセス主建屋で発生した漏えい警報については、午前8時40分にクリア。
 水溜まりのスミヤ測定の結果は、バックグラウンド300cpmに対し、400cpmであることを確認。
 水溜まりの拭き取りを行い、SARRYIIを午後3時29分に起動。その後の現場確認において、漏えい等の異常なし。
 12月25日、あらためて当該現場の状況を確認した結果、水溜まりのないこと、および設備に異常のないことを確認。
 現場に異常のないこと、および昨日の測定結果において、溜まっていた水がバッググラウンドと同等であることを確認したことから、当該の水は汚染水ではないと判断。

【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2019年4月15日から3号機使用済燃料プール内に保管している燃料取り出し作業を2020年度中の完了に向けて実施中。12月23日午後1時27分、63回目となる使用済燃料7体の共用プールへの移送を完了。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
・1号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)循環冷却系においては、1号機使用済燃料プール冷却系電動機取替工事および同関連除却工事に伴い、12月16日午前0時から12月24日午後11時までの期間、当該設備の運転を停止予定。
 12月15日午前5時現在のSFP水温度は、23.8℃であり、放熱を考慮し、停止期間終了時点で約30.4℃と評価。
 [実績]
 12月16日午前6時3分、SFP循環冷却系の運転を停止。
 冷却停止時のSFP水温度は、23.3℃。
 予定作業が終了したことから、12月24日午後3時10分、SFP循環冷却系の運転を再開。
 起動後のSFP水温度は、28.0℃。
 運転状態については、異常のないことを確認。

【1~6号機の状況】
 ※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。