2017年12月22日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

 福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
・12月21日午後1時55分頃、雨水回収タンク(注)内の水を移送するホースから水が漏えいしていることを協力企業作業員が発見。
 状況は以下のとおり。
・発見時刻       午後1時55分頃
・発生場所(設備名称) H9タンクエリア(堰内雨水を回収した水を溜めているタンク)
・漏えい箇所      雨水移送ホース
・発見者        協力企業作業員
・漏えい範囲      約40cm×40cm×深さ1mm
・拡大防止処置     養生済
・外部への影響     なし
 現場の状況を確認したところ、当該ホースに釘が刺さっていたことを確認。
 釘が刺さっていた箇所に補修テープを巻いたことにより、午後2時43分に漏えいが停止したことを確認。
 なお、漏えいした場所は、H9タンクエリアに設置された堰の外側であり、漏えいした量は、約0.9Lと評価。また、漏えいした場所の付近に、側溝・排水路がないことも確認。
 その後、雨水回収タンクの水を採取し、分析した結果は以下のとおり。
・セシウム-134 :検出限界値未満(検出限界値:0.57Bq/L)
・セシウム-137 :約1.1Bq/L
・全ベータ    :約107Bq/L

(注)雨水回収タンクとは、タンク堰内に溜まった雨水を回収するタンク。

【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2017年1月17日 3号機の燃料取り出し用カバー等の設置作業を開始。
    7月31日 燃料取り出し用カバードーム屋根の吊り上げ、組み立て作業を開始。
<処理水貯留タンク>
・2015年5月27日 フランジボルト締めタイプの貯留タンクの解体開始。
<陸側遮水壁>
・2017年8月22日 完全閉合に向けた凍結運転を開始(第三段階)。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【地下水バイパスの状況】
地下水バイパスの状況

【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。

※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring/index-j.html
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring2/index-j.html

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・2号機原子炉注水設備の炉心スプレイ系(以下、「CS系」という。)配管のポリエチレン管への取替工事に伴い、12月18日午前10時36分、原子炉注水量を以下のとおり変更。
  〔2号機原子炉注水量変更〕
   CS系原子炉注水量:1.5m3/h →  0m3/h
   給水系原子炉注水量:1.5m3/h → 3.0m3/h
<使用済燃料プール(SFP)>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールの安定冷却を継続中(4号機は燃料取り出し済み)。

【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/pla/index-j.html
<滞留水の水位・移送、処理の状況>
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/tairyusui/index-j.html

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。