2023年4月20日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社は、本年5月1日、核物質防護に関する取り組みについて、原子力部門から独立して専任的にモニタリングを行う社長直轄の組織として、「核物質防護モニタリング室」を設置いたします。
 これは、核物質防護に関する改善措置を一過性のものとしないための取り組みとして実施するもので、当社社員や協力企業の皆さまの核物質防護に対する意識や行動について、社長が主体的にモニタリングを行い、現場の状況を把握し、劣化兆候を把握した場合は適切に対応する仕組みを構築いたします。

 同室は、社員や協力企業の皆さまに対する行動観察や、アンケート等を通じたモニタリングを実施し、社長へ定期的な報告を行うとともに、核物質防護の意識や行動に劣化兆候が見られた場合には随時報告を行い、速やかな改善の実現に向けた役割を担います。また、社長から是正指示等を受けた核物質防護部門の対応状況についても継続的にモニタリングを行い、是正状況を管理いたします。

 当社は、引き続き原子力規制庁による追加検査に真摯かつ丁寧に対応するとともに、福島第一原子力発電所の事故から得られた教訓を踏まえ、発電所の更なる安全性、信頼性の向上に努めてまいります。

以 上

<別紙>