2022年10月7日
東京電力ホールディングス株式会社
福島復興本社

 当社福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の事故により、発電所周辺地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます。

 当社は、昨年4月に決定された政府の基本方針を踏まえ、安全性の確保を大前提に、国内外への理解醸成に向けたコミュニケーションや生産・加工・流通・消費対策等、風評影響を最大限抑制するべく対策を講じてもなお、福島第一原子力発電所の多核種除去設備等処理水(以下、ALPS処理水)の放出に伴う風評被害が発生した場合には、その損害を迅速かつ適切に賠償することをお知らせしております。(2021年4月16日お知らせ済み

 また、昨年8月には、ALPS処理水の放出に伴う風評賠償に関する基本的な考え方として「多核種除去設備等処理水の放出に伴い風評被害が発生した場合における賠償のお取り扱い」をお知らせし(2021年8月25日お知らせ済み)、これまで関係団体等の皆さまから様々なご意見をいただいてまいりました。

 こうした中、本年8月30日に「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議(第4回)」が開催され、2021年12月に政府が策定した「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた行動計画」における諸対策の進展等を踏まえた「東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の処分に伴う対策の強化・拡充の考え方」が決定されました。その中で「きめ細かな情報発信に努めながら、年内を目途にそれぞれの地域・業種の実情に応じた賠償基準を取りまとめて公表」すること等が示されております。

 当社は、ALPS処理水の取扱いに関し、引き続き、風評影響を最大限抑制すべく対策を講じてまいります。また、賠償基準の検討にあたっては、当社といたしましても、きめ細やかに情報発信しつつ、ご意見を伺うことが必要と考えていることから、これまでに頂戴したご意見等を踏まえた、ALPS処理水の放出に伴い風評被害が発生した場合の現時点における賠償の検討状況を取りまとめましたので、お知らせいたします。

 今後も、関係団体等の皆さまからご意見を頂戴して、年内を目途により具体的な賠償基準をお示しできるよう取り組んでまいります。

<別紙>

以 上

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<福島第一原子力発電所の処理水放出に係る損害賠償に関するお問い合わせ先>
 福島原子力補償相談室
 福島第一原子力発電所の処理水放出に関する損害賠償ご相談専用ダイヤル
 電話番号:0120-429-2500120-429-250
 受付時間:午前9時~午後7時(月~金[除く休祝日])
      午前9時~午後5時(土・日・休祝日)
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