2018年9月5日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社は、平成22年に実施した柏崎刈羽原子力発電所1号機の「新潟県中越沖地震後の設備健全性に係る点検・評価」及び「「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改訂に伴う耐震安全性評価」における、高圧及び低圧炉心スプレイ系配管※1の応力評価について、評価結果の応力発生値※2の一部に誤りがあるとの報告を同耐震評価のための解析を実施した委託先より受領しました。

 本件が発生した原因は、委託先において高圧及び低圧炉心スプレイ系配管の応力評価をする際、本来使用するべき計算式とは異なる計算式を入力したことによるものです。

 なお、当該誤りを修正して簡易的な評価方法で再評価をした結果、炉心スプレイ配管の応力発生値は評価基準値を十分に下回っており、健全性が確保されていることを確認しています。

 今後、引き続き、原因調査等を行い、適切に対処してまいります。

以 上

※1 原子炉冷却材喪失事故時に炉心を冷却するための冷却水を注水する役割を持つ系統の配管
※2 地震等の力が作用した際に各部位に生じる力の大きさ

<別添資料>

<参考>
○ 柏崎刈羽原子力発電所1号機 新潟県中越沖地震後の設備健全性に係る点検・評価報告書(改訂1)(2010年3月19日公表)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/10031901-j.html

○ 柏崎刈羽原子力発電所1号機 「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」改訂に伴う耐震安全性評価結果 報告書(2010年3月24日公表)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/10032402-j.html

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