不適合管理委員会報告情報（平成18年6月9日分）｜原子力

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平成１８年度不適合管理委員会報告情報（平成１８年６月９日分）

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為（判断）とは異なる行為（判断）を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。

平成18年6月9日（金）に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡　例 ]

公表区分	事象の概要	主な具体例
区分１	法律に基づく報告事象等の重要な事象	・計画外の原子炉の停止　・発電所外への放射性物質の漏えい　・非常用炉心冷却系の作動　・火災の発生　　など
区分２	運転保守管理上、重要な事象	・安全上重要な機器等の軽度な故障　　　（技術基準に適合する場合）　・管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい　・原子炉等への異物の混入　　など
区分３	運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象	・計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化　・原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障　・主要パラメータの緩やかな変化　・人の負傷または病気の発生　　など
その他	上記以外の不適合事象	・日常小修理　　など

　　区分１　：　該当なし

　　区分２　：　該当なし

　　区分３　：　該当なし

その他
No.	号機等	不適合件名	備　考
1	1号機	原子炉系ジェットポンプ（1６）流量伝送器（FT034S）点検時、計器入口弁のシートリークが認められたため、対応検討
2	1号機	定期事業者検査要領書「安全保護系検出器要素性能（校正）検査」の「ドライウェルクーラードレン流量計検査前準備」他において、誤記が認められたため、誤記を訂正
3	1号機	定期事業者検査要領書「安全保護系検出器要素性能（校正）検査」の「燃料プールろ過脱塩装置出口導電率計検査記録」において、誤記が認められたため、誤記を訂正
4	1号機	定期事業者検査要領書「プロセスモニタ機能検査（その１）」において、誤記が認められたため、誤記を訂正
5	1号機	定期事業者検査「主蒸気隔離弁機能検査」の検査成績書において、当該成績書の添付資料である実施記録の検査実施日に不整合が認められたため、検査成績書に正誤表を添付
6	1号機	原子炉補機冷却系第１中間ループサージタンクにおいて、水位の上昇（約50mm/日）が確認されたことから、調査を行ったところサージタンク水位調節弁バイパス弁（F314）がシートリークしているものと考えられるため、当該バイパス弁を点検
7	2号機	設備パトロールにおいて、タービン建屋２階南西側の加熱蒸気系配管フランジ部から水の漏えいと床面に水溜まり（約３．２５リットル）を確認したため、漏えい水を除去しドレン受け皿を設置、及び当該フランジ部を補修
8	4号機	原子炉補機冷却系第２中間ループ熱交換器（Ａ）渦流フィルタにおいて、「渦流フィルタ連動シーケンス異常」表示の発生、及びプログラムタイマーの工程途中で停止が認められたため、調査及び対応検討
9	1.2号廃棄物処理設備	高電導度廃液系濃縮器（Ａ）の加熱蒸気入口ドレン弁（F1501）において、シートリークが認められたため、当該ドレン弁を点検

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