平成16年2月17日、1号機原子炉建屋4階で、収納棚の整理を行っていた作業員6人のうち4人に、ホールボディカウンタの結果、極微量の放射性物質の内部取り込みの疑いがあったことから、本日再検査したところ、午前8時00分頃、作業員1人に内部取り込みが確認されました。※1
当該作業員は、収納棚に置いてあったごみ袋を作業中使用していますが、当該ごみ袋に汚染が確認されており、このことから、原因は当該ごみ袋を使用した際に、回収したごみ、もしくはごみ袋の中の回収済みであったごみから内部取り込みをしたと推定されます。
今後、汚染したごみが何であったか、なぜ、当該箇所にごみがあったのか、など詳細な調査を実施いたします。
今回の事象による被ばく線量は、最も高い値の作業員でも約0.004ミリシーベルト※2であり、胸部レントゲン撮影1回分(約0.05ミリシーベルト)より低く、身体に影響を与えるものではありません。※3
また、2月17日、当該作業エリアの汚染状況を確認した結果、極微量(最大約9ベクレル/cm2)※4の汚染を確認したことから、当該エリアの清掃を実施いたしました。
なお、外部への放射性物質の漏えいはありません。 |