プレスリリース 1999年

定期検査中の福島第一原子力発電所1号機の発電開始について



                                                 平成11年11月5日
                                                 東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所1号機(沸騰水型、定格出力46万キロワッ
ト)は、平成11年7月16日以来、第21回定期検査を実施してまいりました
が、11月4日午後10時30分発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能
検査を受け、11月下旬頃に定期検査を終了する予定です。

 今回実施した主な工事は以下のとおりです。

(定期検査中に実施した主な工事)
1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体400体中84体を取り替えました。
2.制御棒の取替え
    制御棒97本中10本を取り替えました。
  なお、この中には日本原子力発電(株)東海第二発電所で不具合のあ
 った制御棒と同一メーカー製で、かつ同時期に製造した制御棒5本も含まれます。
3.炉心スプレイ系スパージャ溶接部近傍の補修
  炉心スプレイ系スパージャの溶接部近傍に発見されたひびに対して、
 当該部に押さえ金具(クランプ)を取り付けて補修を行いました。
4.アクシデントマネジメント対策工事
  当社はアクシデントマネジメント(注)の整備案をとりまとめています
 が(平成6年3月発表)、このたび、アクシデントマネジメント対策と
 して、耐圧強化ベント設備の追加等の工事を実施しました。

(注) アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、その安全性をよ
   り一層高めるために努力を重ねることが大切であるとの観点から、原子炉の設計
   における多重防護の配慮に加えて、現実には起こるとは考えられない炉心損傷に
   至る事故(シビアアクシデント)に対しても、その発生の防止、影響を緩和する
   ための措置を講じておくというもので、原子炉設置者である電力会社が自主的に
   行うこととしています。
                                                                     以上
<参考>当社原子力発電所の現況

  福島第一・1号機( 46万キロワット)      11月4日より発電開始
          2号機( 78万4,000キロワット) 運転中
          3号機( 78万4,000キロワット) 定期検査中
          4号機( 78万4,000キロワット) 運転中
          5号機( 78万4,000キロワット) 運転中
         6号機(110万キロワット)      運転中
    福島第二・1号機(110万キロワット)      運転中
          2号機(110万キロワット)      調整運転中
          3号機(110万キロワット)      運転中
         4号機(110万キロワット)      運転中
   柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)      運転中
         2号機(110万キロワット)      調整運転中
          3号機(110万キロワット)      運転中
          4号機(110万キロワット)      運転中
         5号機(110万キロワット)      運転中
         6号機(135万6,000キロワット) 運転中
         7号機(135万6,000キロワット) 調整運転中



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