プレスリリース 1998年

定期検査中における福島第二原子力発電所2号機のタービン駆動原子炉給水ポンプ(A)蒸気加減弁フランジ部からの漏えいの原因と対策について


                                                    平成10年7月24日
                                                    東京電力株式会社

  既にお知らせいたしましたとおり、定期検査中の当社・福島第二原子力発電
所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、7月19日11時30分に発
電を開始し出力上昇中のところ、7月20日午後4時頃、タービン建屋内にある
タービン駆動原子炉給水ポンプ(A)蒸気加減弁付近の床面に、少量の水がた
まっていることが発見され、当該弁のフランジ部から漏えいしていることが確
認されました。
  このため、発電機出力を99万キロワットから約55万キロワットまで降下させ、
当該給水ポンプ蒸気加減弁の調査・点検を行ってまいりました。

  作業状況の調査などの結果、今回の定期検査時にボルト締付装置を用いて当
該弁を組立てた際に、本来は全数同時に均等の力で締め付けるべきところを、
当該装置の不調により、一部のナットを同時に締め付けることができず、後で
締め付けたことが確認されました。このため、後で締め付けた部分でフランジ
を締め付ける力(フランジ面圧)が結果として低下したことから漏えいに至っ
たものと推定されます。
  このため、フランジ面圧が均等となるよう適切に組立てを行うとともに、今
後の締め付け作業管理の徹底を図ることといたしました。
  また、準備が整い次第、出力の上昇を再開する予定です。
  今回の事象は資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度(INES)
暫定評価では、0-とされております。

                                                              以  上

(注)本件は法律に基づく報告対象事象ではありません。



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