プレスリリース 1998年

定期検査中の福島第一原子力発電所6号機の発電開始について


                                                     平成10年6月1日
                                                     東京電力株式会社

  当社・福島第一原子力発電所6号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)
は、平成10年2月12日以来、第14回定期検査を実施してまいりましたが、5月
30日午後7時38分発電を開始いたしました。
  今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査
を受け、6月下旬頃に定期検査を終了する予定です。

  なお、今回実施した主な工事は以下のとおりです。

(定期検査中に実施した主な工事)

1.燃料集合体の取替え
      燃料集合体764本中196本を取り替えました。
2.出力領域計装検出器の取替え
      出力領域計装検出器43本中10本を取り替えました。
3.原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩器廻り改造工事
      ろ過脱塩器廻り制御盤及びラックの取替え並びに一部の手動弁の電動化
  を行いました。
4.制御棒の取替え
      福島第二原子力発電所1号機等で不具合のあった同型の制御棒を実績の
  ある他タイプの制御棒に取り替えました。なお、これらを取替え後に点検
  した結果、異常は認められませんでした。
5.アクシデントマネジメント対策工事
      アクシデントマネジメント(注)対策として、原子炉減圧の自動化、耐
  圧強化ベント設備の追加等の工事を実施しました。

                                                            以    上

  (注)アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、その安
   全性をより一層高めるために努力を重ねることが大切であるとの観点か
   ら、原子炉の設計における多重防護の配慮に加えて、現実に起こるとは
   考えられない炉心損傷に至る事故(シビアアクシデント)に対しても、
   その発生の防止、影響を緩和するための措置を講じておくというもので
   、原子炉設置者である電力会社が自主的に行うこととしています。


<参考>当社原子力発電所の現況

  福島第一・1号機(46万キロワット)         調整運転中
            2号機(78万4,000キロワット)    運転中
            3号機(78万4,000キロワット)    定期検査中
            4号機(78万4,000キロワット)    運転中
            5号機(78万4,000キロワット)    運転中
            6号機(110万キロワット)        5月30日より発電開始
  福島第二・1号機(110万キロワット)        運転中
            2号機(110万キロワット)        定期検査中
            3号機(110万キロワット)        運転中
            4号機(110万キロワット)        運転中
  柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)        運転中
            2号機(110万キロワット)        定期検査中
            3号機(110万キロワット)        運転中
            4号機(110万キロワット)        運転中
            5号機(110万キロワット)        運転中
            6号機(135万6,000キロワット)   運転中
            7号機(135万6,000キロワット)   定期検査中


ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします