プレスリリース 1998年

定期検査中の福島第一原子力発電所4号機の発電開始について


                                                      平成10年3月9日
                                                      東京電力株式会社

  当社・福島第一原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)
は、平成9年9月18日以来、第15回定期検査を実施してまいりましたが、3月6日
午後7時21分、発電を開始いたしました。
  今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査を受
け、3月下旬頃に定期検査を終了する予定です。

  今回実施した主な工事は以下のとおりです。

  なお、溶接後熱処理温度記録の疑わしい箇所につきましては、本定期検査におい
て国の調査により健全性が確認されております。


定期検査中に実施した主な工事

1.燃料集合体の取り替え
    燃料集合体548本中124本を取り替えました。
2.出力領域計装検出器の取り替え
    出力領域計装検出器31本中18本を取り替えました。
3.原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩器廻りの改造
    経年劣化対策及び作業性の向上を図るため、ろ過脱塩器廻り制御盤及びラック
 の取り替えを行うと共に、一部の手動弁の電動化を行いました。
4.地震感知器の設定値の変更等
    地震時に原子炉を自動停止させる水平方向の地震感知器の設定値を、より余裕
 を持ってプラントを停止できるよう変更するとともに新たに垂直方向の地震感知
 器を追設しました。
5.中性子計測ハウジングの取り替え等
    炉内の中性子計測装置を収納している管(中性子計測ハウジング)の1本に応
 力腐食割れによるひびを発見したため、当該の管を耐応力腐食割れに優れた材料
 に取り替えました。また、予防保全工事を実施していないその他の管全数につい
 て予防保全工事を実施しました。

                                                                  以  上

<参考>当社原子力発電所の現況

  福島第一・1号機(46万キロワット)         運転中
            2号機(78万4,000キロワット)    運転中
            3号機(78万4,000キロワット)    定期検査中
            4号機(78万4,000キロワット)    3月6日より発電開始
            5号機(78万4,000キロワット)    運転中
            6号機(110万キロワット)        定期検査中
  福島第二・1号機(110万キロワット)        運転中
            2号機(110万キロワット)        運転中
            3号機(110万キロワット)        運転中
            4号機(110万キロワット)        定期検査中
  柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)        運転中
            2号機(110万キロワット)        運転中
            3号機(110万キロワット)        運転中
            4号機(110万キロワット)        運転中
            5号機(110万キロワット)        定期検査中
            6号機(135万6,000キロワット)   運転中
            7号機(135万6,000キロワット)   運転中



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