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プレスリリース 2015年

柏崎刈羽原子力発電所6号機における不適切なケーブルの敷設に関する原子力規制委員会からの指示文書受領について

2015年11月4日
東京電力株式会社

 当社は、2015年9月28日に、定期検査中の柏崎刈羽原子力発電所6号機中央制御室床下において、電気的分離および火災防護のために安全区分*1に応じてケーブルを分離敷設する耐火性の分離板が倒れ、一部の安全系ケーブル*2が一般ケーブル*3と混在敷設していることを確認しました。
 その後、ケーブルおよび分離板の不適切な設置が確認された箇所については、適切に是正をするとともに、不適切な状況に至った原因調査を進めていくこととしておりました。

2015年10月22日お知らせ済み

 当社は、本日、原子力規制委員会より柏崎刈羽原子力発電所6号機における不適切なケーブルの敷設に関する指示文書を受領いたしましたので、お知らせいたします。

 当社といたしましては、本日受領した指示文書に基づき、不適切なケーブルの敷設についての調査計画を作成し原因究明を進め、これらの結果について取りまとめ、同委員会へ報告してまいります。

 なお、柏崎刈羽原子力発電所における「設備工事における設計管理の不備」および「中央制御室における不適切なケーブルの敷設」については、事案の全容および原因が判明するまで保安規定違反の区分の判定が保留されております。当社といたしましては、現在、原因調査と対策の検討を進めており、今後、調査結果および再発防止策を取りまとめ、適切に対応してまいります。

*1 安全区分
 安全機能を有する系統・機器を多重化している区分
*2 安全系ケーブル
 原子炉緊急停止系や非常用炉心冷却系の制御を行うケーブル等
*3 一般ケーブル
 水密扉のブザー用ケーブルや津波監視カメラの伝送ケーブル等

以 上

※東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所第6号機における不適切なケーブルの敷設に係る対応について(指示)

 原子力規制委員会(以下「当委員会」という。)は、平成27年9月28日、貴社から柏崎刈羽原子力発電所第6号機中央制御室において不適切なケーブルの敷設が行われている事案(以下「本事案」という。)が判明した旨の、連絡を受けたところです。また、平成27年度第2回保安検査において、設計の検証及び妥当性確認が適切に実施されていない事案が判明しています。
 本事案は、実用発電用原子炉及びその附属施設の技術基準に関する規則(平成25年6月28日原子力規制委員会規則第6号)に定める基準に適合しない状態にあり、また、平成27年度第2回保安検査で判明した事案と同様に、設計管理等に不備がある可能性が考えられることから、貴社に対し、下記のとおり対応するよう求めます。

1.同発電所第6号機中央制御室におけるケーブル敷設の状況(安全上の問題点を含む。)を調査し、その結果を平成27年11月13日までに当委員会に報告すること。
2.同発電所(第6号機中央制御室を除く。)におけるケーブル敷設の状況(安全上の問題点を含む。)及び同発電所において不適切にケーブルが敷設された原因について、調査の方針及び具体的な計画を策定し、平成27年11月13日までに当委員会に報告すること。
3.2.で策定した計画に基づき、調査を実施し、平成27年度第2回保安検査において判明した事案との関係を含め原因究明を行った上で、再発防止対策を策定し、その結果を平成27年11月30日までに当委員会に報告すること。
4.不適切なケーブルの敷設に対し、速やかに適切な是正処置を実施するとともに、その是正処置の結果を遅滞なく当委員会に報告すること。


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