プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午後3時現在】

                             平成23年5月21日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 また、福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当
面の道筋を取りまとめ、5月17日に進捗状況についてお示ししております。原子炉
および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を抑制する
ことで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活い
ただけるよう全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
 ※下線部が新規事項 

【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)

※5月21日午後2時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ 
 の移送を開始。5月11日午後0時30分頃に確認された3号機取水口付近からの汚染水の流出(同 
 日午後6時45分に止水)については、流出期間は5月10日午前2時から5月11日 
 午後7時までの約41時間と評価し、一定量で流出したと仮定した場合、流出量は 
 約250m3、放射能量は約2.0×1013ベクレルと評価。再発防止および港湾外への 
 拡散に向けた対策として、流出リスクのあるピットの閉塞、1〜4号機スクリー 
 ンポンプ室の隔離、取水口内部へのゼオライト入り土嚢の設置、スクリーンエリ 
 アへの循環型の浄化装置の設置を実施するとともに、港湾内外の海水モニタリン 
 グの継続、モニタリング体制の強化を講じていく予定。5月21日午前9時35分、メガフロートが福島第一原子力発電所の物揚場に到着。 

・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中
 (2〜4号機は定期検査中)

【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【今夏の需給見通しと対策について】
 東北地方太平洋沖地震により、多くの発電所が停止した事態に対処するため、こ
れまで供給力の確保に全力で取り組んでまいりましたが、このたび、追加供給力の
確保の見通しが立ったことから今夏の供給力を上方修正いたしました。
 またこの夏の計画停電の「原則不実施」を継続するためには、供給力のさらなる
確保に加え、引き続き、広くお客さまの節電へのご理解・ご協力が不可欠であるこ
とから、政府の電力需給緊急対策本部より示されました「夏期の電力需給対策につ
いて」の内容を踏まえ、当社としての具体的な取り組み内容を取りまとめておりま
す。
                              (お知らせ済)
 なお、経年火力の連続稼働等による計画外停止や、異常な猛暑による需要の急増
などが発生した場合には、需給の安定確保に支障をきたす可能性があることから、
今後も計画停電の「原則不実施」を継続していくため、これまで検討してきた追加
供給力対策を着実に実施するとともに、引き続き供給力の確保に努めてまいります。

                                  以 上
添付資料
・過去の実績(PDF 242KB) 

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 
 ファイル】ページをご覧ください。
 
 



	

	



			
			
		

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