プレスリリース 2007年

23件のCDM/JI事業について日本政府承認を取得

〜世界銀行プロトタイプ・カーボン・ファンドを通じた初めての排出権の獲得へ〜

                              2007年5月9日

                             九州電力株式会社
                             四国電力株式会社
                             中国電力株式会社
                             中部電力株式会社
                             東京電力株式会社
                             東北電力株式会社
                             三井物産株式会社
                             三菱商事株式会社
                             国際協力銀行

1.九州電力株式会社、四国電力株式会社、中国電力株式会社、中部電力株式会社、
  東京電力株式会社、東北電力株式会社、三井物産株式会社、三菱商事株式会社
  及び国際協力銀行は、4月23日付で、世界銀行プロトタイプ・カーボン・ファ
  ンド(以下「PCF」)を通じて参加する23件のクリーン開発メカニズム(Clean 
  Development Mechanism (CDM))(注1)事業及び共同実施(Joint 
  Implementation (JI))(注2)事業について、日本政府より承認を受け
  ました。

2.PCFは、上記の我が国の出資者をはじめとし、世界10カ国より23の政府、政
  府関係機関や民間企業が出資して、2000年1月に世界で初めて設立されたカー
  ボンファンド(温暖化ガス削減基金)です(別添1)。PCFの資金運用は世
  銀に委託されており、開発途上国等において温室効果ガスの削減とともに持続
  的開発に役立つプロジェクトの実施のために利用されます。プロジェクトの実
  施を通じて実際に削減された温室効果ガス排出量は、排出権として出資比率に
  応じてPCFの出資者に分配されることとなっております。分配された排出権
  を我が国の国内で受け取るためには、日本政府の承認が必要とされています。

3.今回、日本政府より承認を受けたのは、風力発電や水力発電、バイオマス発電
  事業といった再生可能・代替エネルギー事業や省エネルギー事業、ゴミ処理場
  などからのメタンガス等の回収事業など、世界15カ国における23の事業(うち
  CDM事業16件、JI事業7件)です(別添2)。PCFは、これら23件の事
  業を通じ、合計2,755万トン COの排出権を獲得する見込みです。

(参考資料)
別添1:PCF出資者一覧(PDF 34.5KB)
別添2:今回日本政府の承認を受けた23事業(PDF 56.8KB)

(注1)クリーン開発メカニズム(CDM)は、京都メカニズムの手法の1つで、
    先進国あるいは市場経済移行国が、途上国で温室効果ガス削減事業を実施
    し、それにより生じた削減分(排出権)を先進国あるいは市場経済移行国
    が自国の目標達成に利用できる制度。
(注2)共同実施(JI)は、京都メカニズムの手法の1つで、先進国と市場経済
    移行国が共同で事業を実施し、それにより生じた削減分(排出権)を投資
    国が自国の目標達成に利用できる制度。

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