プレスリリース 2006年

柏崎刈羽原子力発電所7号機の原子炉給水流量計ならびに復水流量計の実流量試験に関する疑義について


                            平成18年2月10日
                            東京電力株式会社

 本日、株式会社東芝(以下「東芝」)より、柏崎刈羽原子力発電所7号機(改
良型沸騰水型、定格出力135万6千キロワット)に設置している原子炉給水流量
計ならびに復水流量計について、納入前に行われた実流量試験において実流量と
異なるデータに修正されていた疑いがあるとの連絡を受けました。
 このため、直ちに事実関係の確認を行っており、これまでの運転データに基づ
き評価したところ、当該プラントについて安全上の問題はないものと考えており
ますが、今後、徹底した調査を実施してまいります。

 なお、実流量試験に関しましては、福島第一原子力発電所6号機において同様
の不適切な行為(注)が確認されており、当社としましても事実関係の確認に努め
たうえで公表いたしましたが、その時点では今回の事例は確認できませんでした。
 今後、早急に詳細調査を進めるとともに、今後の対応について検討してまいり
ます。

                                 以 上

注:福島第一原子力発電所6号機における同様の不適切な行為
   平成5年9月から10月にかけて行われた原子炉給水系流量計測エレメント
  の実流量試験において、東芝の試験担当者が試験データを当社に無断で修正
  し、当社の立会確認時に試験データが測定精度の範囲内となるよう計測用装
  置の内部をあらかじめ調整していたことが判明した。
                    (平成18年1月31日お知らせ済み)

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