プレスリリース 2005年

東京大学大学院における東京電力寄付講座の開設について〜産学協同で建築分野におけるエネルギーの有効利用を追求〜

                            平成17年1月17日
                            東京電力株式会社

 当社は、このたび、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻では初めてとなる
寄付講座「建築環境エネルギー計画学(東京電力)寄付講座」を開設し、平成17
年4月から、本講座の教員による講義が開始されることとなりました。
 また、これに先立ち、2月3日に同大学本郷キャンパスにおいて第1回公開セ
ミナー(「建築の省エネルギーに関する現状と課題〜京都議定書の目標を達成す
るために〜」)を開催いたします。

 当社は、これまで、お客さまに安定的な電気の供給を行うとともに、エネルギ
ーの有効利用や省エネルギーの普及促進に取り組んでまいりました。このたびの
寄付講座では、「環境」・「エネルギー」そして「建築」を切り離すことのでき
ない重要なテーマとしてとらえ、大学という中立的な立場でこうした分野の研究
を行うとともに、研究成果を次の世代へ伝達すること、さらには優秀な人材を育
成することなどを目的として講座を寄付することといたしました。

 講座の内容は、建物で消費されるエネルギーについて、供給する側(上流側)
から、消費する側(下流側)までを視野に入れ、地球環境保全を踏まえたエネル
ギーの有効利用に関する最適なシステムを構築するための「建築計画原理」(注1)
と実践を目指した「設計計画技法」(注2)の研究を行います。
 さらに、こうした内容に加えて、「学問」と「実務」の融合を目的に、産学協
同で行う「産学協同サロン」をプログラムとして設けます。具体的には、産学の
垣根をなくし、双方の専門家による技術交流やディスカッションが行われる場を
提供し、幅広い相互知見の共有を図ります。このサロンには、当社社員もパネラ
ーとして参加いたします。

 当社は、今後ともエネルギーの有効利用や省エネルギーのさらなる普及促進に
努めてまいります。

(注1)建築計画原理
     建築の計画・設計に係わる諸要素を基礎的、科学的に究明し、快適な
    建築環境を確保するための根本的な理論
(注2)設計計画技法
     建築計画原理をもとに、それを実践する計画とそれに伴う設計基礎デ
    ータ等の諸元を活用し実務に即した効率的な設計を目指す技術的手法

                                 以 上

添付資料
・寄付講座の概要について(PDF 12.9KB)建築環境エネルギー計画学(東京電力)寄付講座第1回公開セミナーの開催
 について(PDF 12.0KB) 


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