プレスリリース 2004年

福島第一原子力発電所6号機の発電開始について

                               平成16年11月8日
                               東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所6号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、平成
15年9月30日以来、第18回定期検査を実施してまいりましたが、平成16年11月6日午前
9時24分発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査を受け、
12月中旬頃に定期検査を終了する予定です。

今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)

1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体764体中128体を取り替えました。

2.出力領域計装検出器の取替え
   出力領域計装検出器43本全数を取り替えました。

3.残留熱除去系熱交換器取替工事
   残留熱除去系熱交換器2台を取り替えました。

4.残留熱除去系蒸気凝縮系配管撤去工事
   中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機の余熱除去系配管の破断の対応として、残
  留熱除去系蒸気凝縮配管の撤去を行いました。

5.制御棒駆動水圧系配管の取替えおよび点検
   制御棒駆動水圧系配管のうち、原子炉格納容器貫通部の配管(予備を含む392本)
  および格納容器内側の配管全数を、予防保全として耐食性に優れた配管に取り替え
  ました。
   また、その他の制御棒駆動水圧系配管については、健全性を確認するため、配管
  の付着塩分量測定、目視点検を実施しました。

6.シュラウド点検
   炉心シュラウドの内側及び外側溶接線について、目視点検を実施しました。

7.制御棒駆動機構ハウジングスタブチューブ点検および応力改善
   中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機の対応として、制御棒駆動機構ハウジング
  のスタブチューブ185本のうち外周部の108本について、下部溶接部の目視点検を実
  施しました。
   また、応力腐食割れの予防保全対策として残留応力の改善を実施しました。

8.原子炉再循環系配管修理工事
   原子炉再循環系配管のうち除染座2箇所について、応力腐食割れの予防保全対策
  として内面肉盛工法により補修を実施しました。

                                    以 上



<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)      定期検査中
     2号機( 78万4,000キロワット)   運転中
     3号機( 78万4,000キロワット)   定期検査中
     4号機( 78万4,000キロワット)   運転中
     5号機( 78万4,000キロワット)   運転中
     6号機(110万キロワット)      11月6日から発電開始

福島第二・1号機(110万キロワット)      定期検査中
     2号機(110万キロワット)      運転中
     3号機(110万キロワット)      運転中
     4号機(110万キロワット)      調整運転中

柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)      運転中
     2号機(110万キロワット)      運転中
     3号機(110万キロワット)      運転中
     4号機(110万キロワット)      定期検査中
     5号機(110万キロワット)      運転中
     6号機(135万6,000キロワット)   調整運転中
     7号機(135万6,000キロワット)   停止中

 これにより、停止中のプラントは、5基、合計480万キロワット、運転中のプラント
は、12基、1,250.8万キロワットとなります。

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