プレスリリース 2001年

定期検査中の福島第一原子力発電所1号機の発電開始について



                                               平成13年11月15日
                                               東京電力株式会社
                           

 当社・福島第一原子力発電所1号機(沸騰水型、定格出力46万キロワッ
ト)は、平成12年12月21日以来、第22回定期検査を実施してまいりました
が、11月14日午後6時54分、発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能
検査を受け、12月中旬頃に定期検査を終了する予定です。

 なお、今回実施した主な工事は以下のとおりです。

(定期検査中に実施した主な工事)
1.燃料集合体の取替え
    燃料集合体400体中64体を取り替えました。なお、取替燃料のうち 
  56体については、燃料の効率的な使用および使用済燃料の発生量の低
  減を目的とした9×9燃料を装荷しました。
2.出力領域計装検出器の取替え
   出力領域計装検出器22本全数を取り替えました。
3.シュラウド等の取替え
     応力腐食割れに対する予防保全として一層の信頼性向上を図るため、
  シュラウド、ジェットポンプ等を応力腐食割れの起こりにくい材料に
  取り替えました。
4.制御棒の取替え
   制御棒97本中9本について、廃棄物の発生量の低減を図るためハ
  フニウムフラットチューブ型制御棒に取り替えました。
5.高経年化対策の長期保全計画に基づく点検
   当社は、運転開始以来30年を経過するプラントに対して、高経年化
  対策を策定し適切な保全処置を行うこととしており、このたび1号機
  (昭和46年3月運転開始)に対し、高経年化対策の長期保全計画に基
  づき、原子炉格納容器鋼板の肉厚測定、高圧蒸気タービン車軸の動翼
  固定部の超音波探傷検査などを行いましたが、特に異常は認められま
  せんでした。
                                                            以 上



<参考>当社原子力発電所の現況

  福島第一・1号機( 46万キロワット)      11月14日より発電開始
          2号機( 78万4,000キロワット) 運転中
          3号機( 78万4,000キロワット) 運転中
          4号機( 78万4,000キロワット) 調整運転中
          5号機( 78万4,000キロワット) 定期検査中
         6号機(110万キロワット)      運転中
    福島第二・1号機(110万キロワット)      調整運転中
          2号機(110万キロワット)      運転中
          3号機(110万キロワット)      定期検査中
         4号機(110万キロワット)      運転中
   柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)      運転中
         2号機(110万キロワット)      運転中
          3号機(110万キロワット)      運転中
          4号機(110万キロワット)      調整運転中
         5号機(110万キロワット)      運転中
         6号機(135万6,000キロワット) 定期検査中
         7号機(135万6,000キロワット) 運転中








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