プレスリリース 2001年

柏崎刈羽原子力発電所6号機の手動停止について



                                             平成13年6月18日
                                               東京電力株式会社

 当社・柏崎刈羽原子力発電所6号機(改良型沸騰水型、定格出力135.6
万キロワット)は定格出力にて運転中のところ、5月20日に原子炉格納容器内
からの排水量が増加傾向にあることが確認された為、増加原因の調査を行
った結果、原子炉水の漏えいではないこと、また、原子炉補機冷却水に含
まれる物質(防錆剤)が検出されたことなどから、原子炉補機冷却水系の
冷却水(非放射性の水)の漏えいによるものであることがわかりました。
 漏えい量は運転制限値を十分下まわっており、原子炉補機冷却水系とし
ての機能には支障がないことから、これまで監視を強化しながら運転を継
続してまいりました。
 現状においても運転継続に支障はありませんが、夏期の高需要期におけ
る電力供給に万全を期すために、原子炉を一時停止して漏えい箇所の点検
補修を行うこととし、本日午後5時から出力降下を開始することといたし
ました。
 なお、本事象による外部への放射能の影響はありません。

 また、原子力安全・保安院による国際原子力評価尺度(INES)暫定
評価では0-とされています。

                                                        以 上

(参 考)
 ・原子炉格納容器からの排水
   漏えい水は格納容器内に設置された収集槽(サンプ)に一旦集めら
  れ、その後廃棄物処理建屋に移送され、蒸留・脱塩といった処理を行
  っております。
 ・原子炉補機冷却水系
   原子炉建屋内にある機器(ポンプ,モータ等)の冷却用や空調用な
  どとして使用する冷却水を供給する系統です。この冷却水には純水を
  利用しております。






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