プレスリリース 2001年

福島第一原子力発電所3号機の定期検査開始について



                                                 平成13年4月2日
                                                 東京電力株式会社

 当社は、4月3日から福島第一原子力発電所3号機(沸騰水型、定格
出力78万4千キロワット)の第18回定期検査を開始いたします。

1.定期検査のための停止期間
  平成13年4月3日から52日間の予定

2.定期検査を実施する主な設備
(1)原子炉本体
(2)原子炉冷却系統設備
(3)計測制御系統設備
(4)燃料設備
(5)放射線管理設備
(6)廃棄設備
(7)原子炉格納施設
(8)非常用予備発電装置

3.定期検査中に実施する主な工事等
(1)燃料集合体の取替え
   燃料集合体548体中124体を取り替えることとしており、燃料の効率
  的な使用および使用済燃料の発生量の低減を目的とした9×9燃料を
  装荷する予定です。
   なお、当社は、プルサーマル計画に対する皆さまのご理解を頂くた
  め、最大限の努力をし、実現可能となった場合には、早期にMOX燃
  料を装荷したいと考えています。
(2)主蒸気安全弁・主蒸気逃がし安全弁取替工事
   主蒸気安全弁3台および主蒸気逃がし安全弁8台について、作業効
  率向上のため全台を同一設計の予備品と取り替えます。
(3)アクシデントマネジメント対策工事
   アクシデントマネジメント対策として、原子炉減圧の自動化、耐圧
  強化ベント設備の追加等の工事を実施する予定です。

(注)アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、その安全性を
より一層高めるために努力を重ねることが大切であるとの観点から、原子炉の設
計における多重防護の配慮に加えて、現実には起こるとは考えられない炉心損傷
に至る事故(シビアアクシデント)に対しても、その発生の防止、影響を緩和す
るための措置を講じておくというもので、原子炉設置者である電力会社が自主的
に行うこととしています。


                                                            以 上

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)      定期検査中
     2号機( 78万4,000キロワット)   運転中
       3号機( 78万4,000キロワット)   4月3日から
                        定期検査開始予定
       4号機( 78万4,000キロワット)   運転中
       5号機( 78万4,000キロワット)   運転中
       6号機(110万キロワット)        運転中
福島第二・1号機(110万キロワット)        運転中
       2号機(110万キロワット)        調整運転中
       3号機(110万キロワット)        運転中
       4号機(110万キロワット)        運転中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)        運転中
      2号機(110万キロワット)        調整運転中
       3号機(110万キロワット)        運転中
       4号機(110万キロワット)        運転中
       5号機(110万キロワット)        運転中
      6号機(135万6,000キロワット)   運転中
       7号機(135万6,000キロワット)   運転中



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