プレスリリース 2000年

定期検査中の柏崎刈羽原子力発電所6号機の発電開始について

                          平成12年8月3日
                         東京電力株式会社

 当社・柏崎刈羽原子力発電所6号機(改良型沸騰水型、定格出力135万
6千キロワット)は、定格出力運転中のところ、5月28日に放射線監視モ
ニタ(復水器と活性炭ホールドアップ装置との間に設置されているモニタ)
の指示値に上昇傾向が見られ、原子炉水中のよう素濃度にも増加が見られ
ましたので、調査のために29日原子炉を停止しました。
 原子炉停止後、6月12日に燃料集合体漏えい検査を開始するとともに、
あわせて第3回定期検査を実施してまいりましたが、8月3日午前11時40
分発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能
検査を受け、8月下旬頃に定期検査を終了する予定です。

 今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事等)

(1)燃料集合体の取替え
    燃料集合体872体中204体を取り替えました。なお、取替燃料のう
   ち193体については、燃料の効率的な使用および使用済燃料の発生
   量の低減を目的とした9×9燃料を装荷しました。
(2)出力領域計装検出器の取替え
    出力領域計装検出器52本中7本を取り替えました。
(3)燃料集合体の漏えい検査
    燃料集合体全数(872体)の調査を行った結果、燃料集合体2体
   から原子炉水中に放射性物質が漏えいしていることを確認しました。
   (6月30日お知らせ済み)
    このため、漏えいのあった燃料集合体を健全なものに取り替え、
   復旧作業を終了いたしました。

 なお、当該2体の漏えいのあった燃料集合体について、超音波による調
査及びファイバースコープによる外観点検を実施した結果、それぞれ1本
ずつの漏えい燃料棒(合計2本)を特定いたしました。また漏えい部分か
ら水が入ったことにより生じたものと推定される燃料棒の被覆管の微少な
膨らみや白色のすじを確認しました。

                             以  上

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機(46万キロワット)	   運転中
     2号機(78万4,000キロワット)   停止中
     3号機(78万4,000キロワット)   運転中
     4号機(78万4,000キロワット)   定期検査中
     5号機(78万4,000キロワット)   定期検査中
     6号機(110万キロワット)	   停止中
福島第二・1号機(110万キロワット)	   運転中
     2号機(110万キロワット)	   運転中
     3号機(110万キロワット)	   運転中
     4号機(110万キロワット)	   停止中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)	   運転中
     2号機(110万キロワット)	   運転中
     3号機(110万キロワット)	   運転中
     4号機(110万キロワット)	   停止中
     5号機(110万キロワット)	   運転中
     6号機(135万6,000キロワット)  8月3日から発電開始
     7号機(135万6,000キロワット)  運転中 

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