プレスリリース 2000年

柏崎刈羽原子力発電所4号機の原子炉手動停止について



                         平成12年7月14日
                         東京電力株式会社


 当社・柏崎刈羽原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワ
ット)は定格出力にて運転中のところ、6月13日から発電機内を冷却する
ために使用している水素ガスの消費量が通常より増加傾向にあることが確
認されたため、増加原因の調査を進めるとともに、監視を強化しながら運
転を継続しておりました。
 調査の結果、水素ガスの消費量の増加は、水素ガスが発電機内の冷却水
の系統(固定子を冷却するための系統)内へ漏れ込んでいる可能性が高い
ためと推定いたしました。
 現状では直ちに運転に支障を及ぼすものではありませんが、原因調査の
ため、原子炉を手動停止することとし、本日午後5時より原子炉の出力降
下を開始することとしました。
 これによる外部への放射能の影響はありません。
 なお、資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度(INES)暫
定評価では、対象外とされております。

                                                          以  上


<参考>
  発電機は、蒸気タービンにより回転される回転子巻線(磁界を発生させるもの)
と起電力(電気)を発生する固定子巻線から構成されており、回転子巻線からの
発熱を水素ガスにより、また固定子巻線からの発熱を水により冷却する方式とし
ております。
  この方式は、火力発電所も含めて大容量発電機の冷却方式として一般的に採用
されているものです。






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