プレスリリース 2000年

福島第一原子力発電所4号機の定期検査開始について



                                                   平成12年5月16日
                                                   東京電力株式会社


 当社は、5月17日から、福島第一原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出
78万4千キロワット)の第17回定期検査を開始いたします。

1.定期検査のための停止期間
   平成12年5月17日から110日間の予定

2.定期検査を実施する主な設備
(1)原子炉本体
(2)原子炉冷却系統設備
(3)計測制御系統設備
(4)燃料設備
(5)放射線管理設備
(6)廃棄設備
(7)原子炉格納施設
(8)非常用予備発電装置
(9)蒸気タービン

3.定期検査中に実施する主な工事
(1)燃料集合体の取替え
    燃料集合体548体中約120体を取り替える予定です。なお、取替燃
   料のうち約100体については、燃料の効率的な使用および使用済燃料
   の発生量の低減を目的とした9×9燃料を装荷する予定です。
(2)出力領域計装検出器の取替え
    出力領域計装検出器31本のうち、8本を取り替える予定です。
(3)圧力抑制室の塗装修理工事
    圧力抑制室内の防錆のため、再塗装を実施します。
(4)アクシデントマネジメント対策工事
    当社はアクシデントマネジメント(注)の整備案をとりまとめてい
   ますが、このたび、アクシデントマネジメント対策として、原子炉
   減圧の自動化、耐圧強化ベント設備の追加等の工事を実施する予定
   です。
                                                            以 上

(注)アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、その安全性を
より一層高めるために努力を重ねることが大切であるとの観点から、原子炉の設計
における多重防護の配慮に加えて、現実には起こるとは考えられない炉心損傷に至
る事故(シビアアクシデント)に対しても、その発生の防止、影響を緩和するたの
措置を講じておくというもので、原子炉設置者である電力会社が自主的に行うこと
としています。


<参考>当社原子力発電所の現況

   福島第一・1号機( 46万キロワット)   運転中
         2号機( 78万4,000キロワット) 運転中
         3号機( 78万4,000キロワット) 運転中
       4号機( 78万4,000キロワット) 5月17日から
                                             定期検査開始予定
          5号機( 78万4,000キロワット) 定期検査中
         6号機(110万キロワット)      運転中

    福島第二・1号機(110万キロワット)      定期検査中
          2号機(110万キロワット)      運転中
          3号機(110万キロワット)      運転中
          4号機(110万キロワット)      運転中

   柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)      運転中
         2号機(110万キロワット)      運転中
          3号機(110万キロワット)      運転中
          4号機(110万キロワット)      定期検査中
          5号機(110万キロワット)      運転中
         6号機(135万6,000キロワット) 運転中
          7号機(135万6,000キロワット) 運転中




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