尾瀬ニュース

尾瀬に行こォゼ! vol.25「ミズバショウが繋ぐ人と人」

2023年7月27日

 

昨年の秋、「尾瀬に行こォゼ!vol.12」で大清水湿原へのミズバショウの移植を行う「尾瀬の水芭蕉プロジェクト」についてご紹介しました。

プロジェクト開始当初、片品村のミズバショウ栽培農家は、高齢化や需要の低迷によって全て廃業してしまっていました。そのため、大清水湿原に移植するミズバショウの苗は、地元の尾瀬高校自然環境科と東京都日野市にある東電ハミングワーク株式会社園芸事業部で栽培を始めました。しかし、大清水湿原との気候の違いなどから苗の育成は苦戦が続き、必要な株数をなかなか確保できない状況でした。

ところが、昨年「今は生業としていないが、以前に栽培していたミズバショウが畑に残っている農家がある」との情報を得て、その農家さんを訪ねてみると、畑には2,000株ほどのミズバショウの苗がありました。

何度か訪問してお話をしているうちに「たね苗(種を採取するための苗)も残っているので、またミズバショウ栽培を再開してもいい」ということになり、それからは、尾瀬高校の生徒さんと東電ハミングワークのスタッフが栽培の指導を受けながら、種蒔き、ポットの植替え作業、雑草抜きなどをお手伝いしています。「ミズバショウの先生」である農家さんと新たな交流が生まれたことは、「尾瀬の水芭蕉プロジェクト」にとって、大きな力となることでしょう。

片品村で生まれ育ったミズバショウの苗が大清水湿原でたくさんの花を咲かせる日が訪れるのは、そう遠くないかもしれません。

写真01

育苗箱いっぱいに発芽したミズバショウの苗

写真02

ポットへの植替え作業

写真03

苗がすくすく育っています

写真04

農家さんへお花のプレゼント

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