尾瀬だより

第4回 「155年前に芽生えたブナが日本百名山の一つ至仏山を眺める特等席になる」

2016年11月 4日

 2016年9月20日、東京都立科学技術高校の生徒9名と先生3名にお手伝い頂き、鳩待峠入山口に設置するベンチを作りました。

 ベンチの脚は間伐材のカラマツ、ベンチの天板は樹齢155年の風倒木のブナを加工した物で、いずれも尾瀬戸倉の森で育った木を使っています。
 当日現地で、これらの材料を組合せて鎹(かすがい)で固定していったのですが、全員が鎹を使うことが初めてだったため、最初は扱いに苦労していました。しかし、直ぐに慣れ、手際よくベンチを作成・設置してくれました。また、鎹の打ち込みやすさで、カラマツの堅さとブナの堅さの違いも感じていたようです。
 生徒のみなさんは、自分たちが作ったベンチを多くの方が利用しているのを見て達成感を味わうことができ、ベンチ作りが良い思い出になったそうです。
 鳩待峠の入山口は、昨シーズンまでは車と入山者で混雑していましたが、今シーズンから駐車場を整備し入山口近傍への車の乗り入れを禁止したことで、静かで落ち着いた入山口へ変貌した場所です。さらに今回のベンチ設置により、晴れた日には雄大な至仏山が綺麗に見える特等席になりました。鳩待峠を訪れた際は、是非ベンチで一休みし、至仏山を眺めつつ、高校生たちが一生懸命作ったベンチの座り心地を確かめてみてはいかがでしょうか。 

完成品

 

みなさんお疲れさまでした

 

天板に使った風倒木のブナ

 

樹齢155年「桜田門外の変」の翌年に芽生えた

 

さぁ ベンチ作りのスタートです

 

先ずは脚から組み立てていきます

 

初めて鎹を使います

 

斜めの打ち込みは難しい

 

先生もお手伝いです

 

ブナとカラマツ堅さが違いました

 

多くの方が利用しています

 

日本百名山・至仏山を眺める

 

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