水熱源ヒートポンプ採用事例
カルビー株式会社 新宇都宮工場さま
カルビー株式会社さまは、新鮮なおいしさをテーマに商品展開を続けるスナック菓子メーカーです。全国に展開している工場の中でもグループの中心的な生産拠点でもある新宇都宮工場さまでは、食品工場として全国で初めて嫌気性廃水処理設備に熱回収型のヒートポンプを導入し、大幅な省エネルギーや省CO2を実現されました。本取組みは、すぐれた省エネルギー事例として、平成24年度省エネ大賞 省エネルギーセンター会長賞、平成26年度電気使用合理化委員会委員長表彰を受賞されました。
お客さま基本情報:
・所在地:栃木県宇都宮市
・操業開始:1995年
・主要生産品目:スナック菓子
<システムプロセス図>
導入機器:熱回収ヒートポンプ、加熱能力461.3kW、×1台
お客さまのコメント
嫌気性廃水処理設備では、処理能力を安定させるために、廃水をボイラ蒸気によって一定温度まで加温した後、未利用熱を放流していました。
これまで捨てられていた廃水熱を回収する熱回収型ヒートポンプを導入することで温水を製造、蒸気に代わって廃水を加熱することで、エネルギー使用量とCO₂排出量、上水使用量を大幅に削減出来ました。また、未利用熱の回収により放流段階での水温が下げられるため、環境負荷低減にもつながりました。